2009年7月号

一音一音命がけの真剣勝負
和奏アーティスト
加藤 拓三さん
(恵那市)

 昨年の第7回東京国際和太鼓コンテスト大太鼓部門で、最優秀賞を受賞して話題の人となり、今や国際的なプロの和太鼓奏者。
 3歳からバイオリンを習っていた加藤さんは、スポーツと音楽をやりたいと、高校時代、部活動で、その両方を兼ね備えた和太鼓を始めました。大学卒業後は、和太鼓のプロ団体の研修を経て単身アメリカへ。その間、現地のステージで生計を立てていましたが、本場の日本でも通用するか腕試しで出場した国際コンテストで、みごと最優秀賞を受賞しました。
 受賞できたのは、自分を育んでくれた、家族やふるさとのおかげと話す加藤さん。帰国後、感謝の気持ちを込めて、地元の個人宅1,000軒を目標に、訪問演奏を始めました。今年の元日から始めて、今では、訪問先は600軒を超えました。
 演奏した家庭から次の家庭へ繋いでいきます。「家族のみで演奏を聴いて下さい」。近所の人や親戚を呼ぶのはご遠慮いただいているとか。「家族のきずなを大切にして欲しいという願いを込めて始めたので」とその理由を話します。
 「たった5分でも決して手は抜けません。どんな時も、一音一音命がけの真剣勝負で太鼓を叩いています」と話す加藤さんの言葉から、和太鼓の迫力が伝わります。
 8月2日(日)は、明治座(中津川加子母)で、受賞報告コンサート。
 9月18日(金)は、多治見市文化会館(十九田町2-8)で和太鼓コンサートを開催。
コンテストで演奏した曲が披露されます。