2009年8月号

多治見空襲の語りべたち
左 森  喜代さん(79)池田町
右 加藤 當子さん(86)神楽町

 昭和20年7月15日、多治見空襲により、多くの犠牲者が出たことをご存知ですか?
 加藤さんは、当時20歳。太多線の満員列車に乗っていました。午後1時頃、多治見上空をP51が来襲。「動いているもの全て攻撃せよ」の命令を受けた操縦士は、列車めがけて突然銃撃を始めました。車内はパニック。泣き叫ぶ声、どなる声、次々と倒れる乗客たち。加藤さんは気を失い、たまたま命拾いをし、気が付くと辺りは死体の山。列車の通路には、オレンジ色の血溜まりが足首まであったそうです。
 森さんは、当時15歳で県病院の看護学生でした。空襲の被害を受けた人々が、県病院へ次々と運び込まれますが、当日は日曜日で、当直の医師が一人だけ。夕方になり、ようようほかの職員も集まり、不眠不休で治療に当たったそうです。戦時中は抗生物質もなく、消毒薬もやがて無くなり、負傷した足を切り落とす手術が毎日のように行われました。切り落とした足を埋めるのは森さんの担当。一生忘れられない体験だそうです。
 多治見空襲犠牲者祈念像建立委員会主催、映画「明日への遺言」の上映と多治見空襲を語る会が、本日午後1時半より文化会館小ホールで開催されます。入場無料。
相談者 知的障害があり、養護学校に通っている一人息子(高校1年生(16歳))についての相談です。
家の鍵から携帯電話、今まで無くした回数を数え上げるときりがありません。数万もするゲーム機など、持ち歩けるものをすぐにどこかに忘れてきてしまいます。鍵や携帯などは、家から持ち出すことを禁止することも出来ず、また、持たせないわけにも行きません。普段の生活は、なんら支障なく過ごせる彼が、大事なものを失くさないようにするにはどのように教えたらよいのでしょうか。

唯識 はじめに、息子さんの特性や、生活環境がこの情報だけでは、分からないので、平均的な回答をさせていただきました。ご承知ください。
6月の<環境支援>に引き続き、今回は<精神心理支援>についてお話しましょう。

<精神心理支援>
 彼らは指示、注意、監視、制限の連続した人生です。周囲が想像している以上に、精神心理的負担を重ね生きています。これらを軽減するために、最優先することは、環境づくりです。無くして困る、無くしたら探しにくい環境下で、それを与えることはしない。欲しがるからと言って、与えているのは誰でしょうか?大事なもの、とは誰にとっての大事なものなのでしょうか?息子さんにとって、大事なものであれば、それらの紛失は多発しません。例えば、息子さんにとって、靴は、鍵や携帯、ゲームより、大事だから履き忘れて裸足で帰宅することはないでしょう。
 一昔前は携帯電話はありませんでした。緊急時の周囲の人達の不安を解消するために、あらゆるものに氏名や住所などを貼付し、周囲の理解や協力を得ながら、考えられる対策をこうじました。今では、携帯電話1つでそれらが解決できる便利な時代になりました。
 我々はすぐに順応しますが、息子さん達は、時代が変わっても、彼らの情報処理ペースで生きていきます。頑張れば10のうち9できるから、その努力をさせるのではなく、頑張らなくても、5できるなら、それで十分というペース。
 今回のケースでは、彼の負担にならない所持品の数に留めてあげましょう。基準は我々の管理の便利さではなく、彼の基準を優先することです。そこを、少し意識するだけで、彼は自尊心が傷つく注意を受ける機会が軽減されます。その分、自発的に注意力や集中力が高まり、自己管理能力も比例して向上します。
水月窯
虎渓山町にある緑豊かな窯元

 周りを木々で覆われた、静かで落ち着いた雰囲気の窯元。志野焼きで、人間国宝となった、故荒川豊蔵氏の二男の達さんが営んでいます。
 工房に一歩、足を踏み入れると、土間と土壁の室内はひんやりとし、真夏を忘れるほどの心地良さ。
電動ろくろ、ガス窯、電気窯が主流にある中、手で回すろくろや登り窯、穴窯を使い続けている貴重な窯元。窯の火加減も温度計を使わず、色見を使用しているとか。使えるものは使い続けるエコ工房のようです。別棟には、ギャラリーを併設。見学の際は電話予約を。
 可児市には、豊蔵資料館があり、年4回、テーマごとに企画展を開催。こちらもぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
大小、2種類の茄子を使った、暑い夏を乗り切れるメニュー
「青茄子ボートのソーセージ詰めと、小茄子のあっさりポン酢かけ」

材料(青茄子ボート) 
青茄子ボート、ソーセージ、タマネギ、卵、小麦粉、パン粉

材料(小茄子のポン酢かけ) 
ミョウガ、ジャコ、小ネギ、片栗粉

作り方(青茄子ボート・写真手前)
1.青茄子の、ヘタを残したまま、縦に2つに切ります。中身をくり抜き、内側に小麦粉をはたきます。
2.茄子の中身と、刻んだタマネギ、ソーセージに、卵、小麦粉を混ぜます。
3.2を1に詰めて、上にパン粉をつけて、油でじっくり揚げて出来上がりです。
4.お好みのソースをかけて、お召し上がりください。

作り方(小茄子のポン酢かけ・写真奥)
1.小茄子の、ヘタを残したまま、縦に3、4か所切り目を入れて、扇面に片栗粉をはたいて、油で揚げます。
2.刻んだ、ミョウガ、ジャコ、小ネギを1に乗せて、出来上がりです。
3.お好みで、ポン酢、しょうゆなどをかけて、お召し上がりください。

ママからのアドバイス 
 青茄子ボートの中身は、ソーセージの塩けがあるので、下味はつけなくてもいいでしょう。青茄子ボートの中を、豆腐とミンチ詰めにすれば、カロリー控えめに、マグロミンチ詰めにすれば、さっぱり味になります。いろいろ挑戦してください。

だいどこ やぶれ傘
住所:本町2丁目43-3 電話:(23)7408
定休:水曜、第2日曜、第2月曜
ハワイアンでのんびり気分を
カフェ ヴォルケーノ

 サーフボードと南国の花に囲まれたエントランス。店内に足を一歩踏み入れると、ハワイアンと甘いパンケーキの香りが出迎えてくれます。
 店のオーナー水野美帆子さんがハワイ好きになったきっかけは、お土産に何気なく買ったウクレレ。
帰国し、ウクレレ教室で知り合った仲間と、ハワイについて情報交換をするうち、次第にハワイ通になっていったようです。
 メニューもハワイを存分に取り入れています。中でも、店一番の自慢は、サイフォンで丁寧に淹れるコーヒー。特にハワイコナは格別だとか。粒が大きく酸味と旨味のある、ハワイで採れる珍しい豆だそうです。また、甘酸っぱい手作りのフルーツソースがかかった「季節のパンケーキ」もお勧め。
「ハワイ島の花と緑のヴォルケーノ村のようにのんびりとした時間を楽しめる、そんなカフェにしたいです」というオーナーの明るい笑顔に癒やされるお店です。

住所/光が丘2ー85ハイツリバーヴィレッジ
電話/(25)0144
営業時間/8時30分から18時(オーダーストップ17時30分) モーニング 8時30分から11時
定休日/木曜・金曜
NPO法人 はだし工房共同作業所
 障がいのある子どもたちが、特別支援学校を卒業後の活動場所として、平成9年に無認可の、障がい受授産施設として設立。平成18年に法人化しました。現在、利用者13名、スタッフ5名。
 明るく清潔に保たれた作業所で、利用者は毎日、午前中は工場からの内職仕事のほか、ラベンダーを使ってのポプリ作り、革のコースター作り、午後からは、散歩や、陶芸、調理など、運動、生活学習やレクリエーションを行っています。月一回、市役所などへ出向き、手作り品などの販売活動も行っています。
 平成22年4月より、国認定の「生活介護事業所」へ移行するにあたり、作業所に必要となる、訓練室やふろ場などを増設しました。
今後は、ひとりひとりの利用者やその親のニーズに応えていくことが課題だとか。
 「人と人は支えあうもの。スタッフも利用者さんのおおらかさに支えられ、助けられています」と代表の安藤さん。隣の作業所からは、明るく、元気な声が聞こえています。工房の見学は随時可。

住所/笠原町1647-788
代表/安藤 (44)3401